Company History
会社沿革
Company History
会社沿革
創業からの歩み [1949年-1998年] 戦後日本の激動の時代を駆け上がる。
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西五反田の地に(有)イワタボールト工業
として創業戦後間もない昭和24年5月、ねじ商社として創業。創業以来提供し続けているのは、すべての産業製品の土台となる「ねじ」。小さい部品ですが、産業社会を支える安全・安心の根幹なのです。
Year
Info
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1949年
・昭和24年 ・創業元年
創業 有限会社岩田ボールト工業
1949年、創業者 岩田勇吉 は東京都品川区の地で、当時ではめずらしいねじの専門商社として岩田ボールト工業を創業しました。創業当時は交通事情も発展しておらず、勇吉が自らリアカーを引いて葛飾までねじを仕入れに行っていました。 その後1957年(昭和32年)に岩田ボールト工業株式会社に改組しました。
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1959年
・昭和34年 ・創業10年
大崎本町に工場を設立
ねじ専門商社として創業してきましたが、自社内で商品の付加価値を高めたり自社ブランドを強化するなど、他社との差別化や競争優位性につながる事業活動を展開する為に、1959年に東京都品川区に自社工場を開設しました。
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1962年
・昭和37年 ・創業13年
専門書「ねじの常識」を発行
当時の日本にはねじの専門書がなく、社員教育の一環として勇吉自ら執筆作業に取り組みました。出版後は自ら講師となり、社内研修や会議の際にこれを用いた社内教育を行ないました。その後、ねじに関わる技術者の知見向上に役立てられないかと、取引しているお客様や図書館にも寄贈しました。
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1965年
・昭和40年 ・創業16年
埼玉工場を設立
販売経路が拡大し、大崎工場だけでは手狭になったことから、埼玉工場を新たに設立しました。後に大崎工場周辺には住宅が増え、騒音の規制などもあったことで埼玉工場に完全移管しました。
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1968年
・昭和43年 ・創業19年
本社ビル新社屋を設立
売上とともに社員も増えてきたこの頃、さらなる事業の拡大と業務の効率化を図るため、当時の五反田界隈ではめずらしく6階建ての自社ビルを旧大崎本町(現本社所在地)に建造しました。周りに高い建物がほとんどなかったことで、社屋から山手線や東京タワーがよく見えました。
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1969年
・昭和44年 ・創業20年
米国ニューヨークに出張所を開設
輸出関連の問い合わせが増えはじめたこの頃、海外での日系企業の状況や現地企業の現状を調査するため、ニューヨークに出張所を出しました。現地での調査を踏まえ、後のロサンゼルスでの事務所および工場の開設につながりました。
イワタボルトのねじが月面着陸
人類初の月面着陸に成功した米宇宙船アポロ11号のテープレコーダにもイワタボルトのねじが使用されるなど、世界的なビッグニュースが当社にとっても身近に感じられる出来事になりました。
需要家のためのIBニュース誌
「シグマ」を創刊イワタボルトが培ってきたねじに関わる技術情報や、イワタボルトとしての動きを社内外に発信するため、「シグマ」創刊しました。1969年当時から、不定期ではありますが発行を続けて現在に至ります。
本社ビルにショールームを設置
お客様がイワタボルトに足を運んでいただいた際、取扱製品を実際に手に取っていただけるよう、本社ビル一階の一隅に広さ約15平方米のショールームを開設しました。
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1975年
・昭和50年 ・創業26年
動くミニ展示車「SOFIT号」の
運営開始SOFIT(ソフィット)号は、お客様のもとへ直接駆けつける動くミニ展示室です。弊社までお越しいただかずとも、ショールームが直接お客様のもとへ訪れることで、現場作業者なども含めて一度に多くのお客様に見ていただくことができ、当初よりご好評をいただいていました。現場での実演会によって、締結の合理化や省力化、トータルコストの節減に、迅速に対応することができました。
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1984年
・昭和59年 ・創業35年
栃木工場を設立
お客様からの需要の高まりもあり、生産の能力の拡大の為、埼玉工場のほかに栃木工場を設立致しました。第4期工事完了とともに、埼玉工場の設備を移管させ、現在では、第5期工事完成により圧造から転造、熱処理、めっき、出荷までの完全一貫体制を構築しております。
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1987年
・昭和62年 ・創業38年
米国に現地法人設立(ロサンゼルス)
滔々たる国際化の流れの中で米国に現地法人の新会社を設立しました。米国への流通市場への直接参入と共に、日本からの進出企業への納入など、懸案の米国市場での大きな足がかりを得る事になりました。
シンガポールに支店を設立
国内大手の電気機器メーカが続々と海外生産を始めた頃、現地にて日系企業のものづくりを支えるべく、シンガポールに支店を設立しました。
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1990年
・平成2年 ・創業41年
シンガポールに工場を設立
海外で活躍する企業との取引の中で問題になるのがリードタイムです。現代においても重要な観点ですが、今ほどインフラの整っていない当時、いかに重要なことであったか想像にかたくありません。海外で使用するねじを日本から輸出するのではなく、現地で生産し現地に納める。その役目をシンガポール工場が担いました。
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1992年
・平成4年 ・創業43年
イワタボルト株式会社に社名(商号) を変更
創立以来40数年を経て、国内に2つの工場と25の営業所のほかに、北米地区にアトランタ、オハイオの2つの支店、アセアン地区にシンガポールエ場とクアラルンプール支店を設けるなど、大きな発展を遂げてきました。一方、変動の激しい内外の経済情勢下では、適確かつ機動性をもって変化に対応することが重要な課題となっていました。これらを踏まえ、今後の一層の発展を期して、「イワタボルト株式会社」に社名を変更しました。新社名「イワタボルト」は、より迅速に、より正確に、より機動力をもって、変化する情勢に対応する私たちイワタボルトの決意が込められました。
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1994年
・平成6年 ・創業45年
「ねじと鉄砲の文化史」を発行
日本のねじの歴史と鉄砲の伝来には関わりがあります。創業四十五周年を記念して、「ねじと鉄砲の文化史」を発行しました。
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1995年
・平成7年 ・創業46年
ロサンゼルス工場生産開始
当時のロサンゼルスには、日系の自動車メーカや電気機器メーカなどが拠点を構えていました。そんな中イワタボルトとして、お客様に日本と同じ品質、同じ精度のねじを届けるべく、米国内での生産を開始しました。
創業からの歩み